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人生の目的

2014年7月2日

「私が大学受験のころは、本当にモラトリアムだったな。時期的にいうと、ちょうど学生運動が終わって、シラケ世代の後半くらいかな。大学に入って何を勉強したいとか、
将来どうしたいなんて何も考えてなくて、高校を卒業してすぐ社会に出るなんて考えられなかったから、社会に出る前の猶予期間として大学に入っただけ。そのころは人生の目的なんて何もなかった」

島本恵子さんは三十八歳の東京生まれ。私と同じ年だから、学生運動には遅すぎたし、原宿の歩行者天国で踊るのには早すぎた世代だ。
国立の共通一次試験が始まる前の、ギリギリ大学受験の圧迫から逃れた世代でもある。

これまた東京生まれの人によくある話で、大学を選ぶときも、何を勉強しようかという具体的な目標などさらさらなく、学校のカリキュラムも読まず、ただ高校の延長のように考える。
島本さんも、まずは偏差値の合うところで、授業料が安くて、家から通えて、雰囲気がよくて、渋谷や新宿に近くて……といった、まるで不動産屋でマンションでも選ぶような感覚で大学に入ったという。
素敵な結婚相手を見つけても結婚後に問題は発生した場合、ここに書いてあるように意外と改善に手間がかかります。気を付けましょう。

「就職にしても、とりあえずまともに会社に入って事務をするなんてことが考えられなかった。何をやっても食べてはいける時代だったし、実家で家賃がいらなかったしね。
大学時代に遊びでモデルのバイトとかしてて、そこで知り合ったスタイリストの人のアシスタントのバイトをしてたのね。だから、とりあえず、そのまま続けてもいいかなって感じだったんだ」

出典:
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